深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

捨て言

「できない」と「しない」

「できない」と「しない」の間には、果てしない落差がある。 しばらく前の匿名ダイアリーの記事で、「子どもが産めない」と「産まない」は全く違う、という話があった。子どもを産む気はなかったのに、いざ「産めない」ことがわかると、そのことが苦になって…

「空気読めない」の例を考えてみた

非常に大雑把で乱暴かつ恣意的な設定だが。 6人いる。 お腹が減ったので、今から6人でなにか食べにいこうと考えている。 うち3人(A、B、Cとする)は、ラーメンが食べたい。あとの3人(D、E、F)はハンバーガーが食べたい。しかし、各人ともすごく…

「空気読めない」の含む不可能性

昨日、自分で書いておいて気になった点。 そういうことを考えると、結局、実際にこの言葉が使われるときは非常に曖昧で広い範囲で使われるような気がする。言えるのは、この言葉は相当特殊な状況でなければ、肯定的にはまず使われない、ということくらいかも…

「空気読めない」のもう一つのパターン

「空気読めない」?と端からみて思われる状況には、「空気読めない」と「(あえて)空気読まない」の他に、もう一つパターンがあるかも。 一応「空気は読めてる」のだけれど、どのように行動したらよいのか分からない、というタイプだ。 この場で要求されて…

「空気読めない」の多層性

「空気読めない」の範囲 - 深く考えないで捨てるように書く こちらにコメントをいただいたりして、あっそうか、と思ったこと。 「空気読めない」と「(あえて)空気読まない」は、空気を読む側からすると大きな違いだ。前者は、その場で自分に期待されている…

「空気読めない」の範囲

いわゆるKY、空気読めない、というのは、空気を読んで行動していない、という意味を含むのだろうか。 例えば、場の空気は理解しているんだけれど、その空気が意に染まないので、わざとそれに逆らった言動をする場合は、空気を読めてない、になるのだろうか。…

ホラー映画で目をつぶってしまう

昨日の記事への追記。というか、続き。というほどでもないが。 でもネットでは、ブルドーザー同士が激突したり、相手がブルドーザーだと分かっているのにあえて進路の前に身を投げ出す人がいたりするのを、ちょくちょく見かける。 ブルドーザーのごとく - 深…

ブルドーザーのごとく

歩いているとき、進路に障害物があれば、まあ通常は、進路を変えて避ける。 狭い道などで進路を変えられない場合は、障害物を動かして退けるか、自分が身を小さくしてすり抜けるか、なんにしろそういうふうにする。 ぼーっと歩いてると、障害物に気がつかな…

「ゆとり教育」で見えてきたのは

「ゆとり教育」って、思えば、時間的および頭のゆとりを作って、そのゆとりのできた時間を「ものを考える(思考力を育てる)」ことや、「学校ではできない体験をする(生活力を育てる)」ために使おう、という考えだった。はずだったように記憶するけど合っ…

体験学習アプローチの2つの方向について

体験学習するとき、2つの方向のアプローチがある。 1)「知識を頭に入れる→実際の例を知る」というアプローチ。 2)「実際の例を経験する→それに関する知識を知る」というアプローチ。 実際には双方向が互いに入り交じりながら記憶・学習していくものだけ…

「こつこつやる」と「努力する」

例えば、自分の子に「努力しなさい」なんて言う気には全くならない。 努力する、というのは、なにかを遂行するために力を尽くす、という意味のことだ。遂行したいなにか、つまりなんらかの目標ができれば、本人が自然に努力したくなるだろうと思う。逆に、親…

子どもに頭を占拠される

中学・高校時代の友人と仲間うちのMLを作っており、そこで互いに近況の話だの、お祝いごとの話だのをしている。MLに移行する前は掲示板を使っていた。 初期の話だが、当時私は結婚したばかりでまだ子どもがなかった。30歳すぎくらいだ。そのころ掲示板に…

こんな記事(↑)書いてるってことは

はてなハイクにも軽く飽き始めました。 といっても、飽きたからぽんとやめるのではなくて、飽きてからが勝負なんですわよ。私の場合。飽きてもやめないのです。非常に飽きっぽいので、飽きてからも続くかどうか、で、長くおつきあいできるかどうかが決まりま…

騙されスキル

人をうまく騙し切るには、騙す側の騙しスキルだけでなく、騙される側の騙されスキルが重要な要素になる。 とことん疑い深い人と、信用しやすい人と、どちらにプラセボがよく効くか。 信用できる医師からもらったプラセボと、藪医者でこの人からもらう薬は効…

シンプルな話

何事も程度問題だ、と最近思う。白か黒か、○か×かで決められるようなことは、そうそう世の中に転がっちゃいない。

「これはリアルだ」

「これはリアルだ」という言葉に対する認識のずれは、結局のところ、「リアルだ」を「リアルだ」という形容動詞ととらえているかと、名詞「リアル」+助動詞「だ」ととらえているかの違いなんじゃないか、という結論に達した。 言葉とは別に、「リアルである…

例えば、食べて幸せな気分になる場合

おいしいもの食べて幸せな気分になる、というのは、まあよくある話。 特別そううまくもないものを食べて幸せな気分になる、というのは、そういう人もいるしそうでない人もいて、どっちがいいとか悪いとかいう話では全然ない。が、とりあえず、そううまくもな…

探究の方向

ここ2〜3年になって、自分の興味というか探究の方向に波があることに気がついた。 ある時期は、興味が外へ外へ向いて、他人がどんなことを話して/書いているか、他人はどんなことを考えているのか、どのように振る舞っているのか、その振る舞いからはどん…

助言なんてのは

助言についての記事を多く見たので、なんとなく思いついたこと。 なお、発端になったらしい話には全く関係ない内容であるし、関わる意図もない。単なる連想である。 助言なんてのは、大人同士の場合なら、原則的には相手から請われた場合だけすればいいもの…

私の見ているあなたは、あなたではない何か

生きて暮らして他人と接していれば、他人に対して、勝手に自分の思い込みや思い入れを重ねてしまうことはどうしてもあるってものだ。程度の差はあれ。 しかし、その相手と何度も接していると、そういった自分の思い込み、思い入れは実際のその人とは異なって…

ネット偶像(アイドル)

ネットで文章を読みながら、無意識のうちに、その文章を書いた人物に対して、思い込みや思い入れをしていることは、珍しくない。もちろん私も。 ネット上ではその人の断片的情報、しかも往々にして偏った情報しか得られない。その情報から、その「人」はこう…

それぞれに幸せそうで楽しそうで

自分の周りに、子どものいる母親を何人もみかける。 それぞれに過ごしていて、それはそれで幸せそうに楽しそうに見える。 自分の周りに、子どものいない既婚女性も何人もみかける。 それぞれに過ごしていて、それはそれで幸せそうに楽しそうに見える。 自分…

公平・公正の基準

公平・公正の判断の基準なんて、考えたこともなかったな。 なぜなら、公平・公正を一人の個人が判断できると思わないから。 一人の個人が基準を決める、あるいは判断することは不可能だと思っていたから。 公平とか公正とかいうのは、多角形の重心みたいなも…

私ではわからない

自分は自分の目でしかものを見ることはできない。 自分は自分の頭でしかものを考えることはできない。 公平に、公正に自分自身の偏りをできるだけ離れてものを考えようとするとき、できることは、さまざまな異なった立場にたつ自分を想像してみることだ。 し…

○田康夫

いまだに内田康夫のほうを思い出してしまうんですよねえ。 なんか影が薄いです。福のほう。

書いては消す

ここのところ、このダイアリーを書こうとしては、消している。 同じ内容ではなく、それぞれ違う内容や文章なのだけど、書きかけて、あるいはほとんど書き上げては、消す。 とりあえずなんとか書いてアップした文章でも、書いてすぐ消したくなる。とりあえず…

そういえば

理系女子話って、ものの見事に東大関係ばかりだなあ。 個人的には、上の記事にも書いたけど、高専生とか、工業系高校生とか、偏差値的には正直低いけど単科理系大学です、とか、そういう話も読みたいんだよなあ。そういうところに理系女子の真実(真実ってな…

ごく私的に理系・文系について考える

理系女子関連の話が盛り上がっているのを見て、そういえば理系/文系の分け方のポイントってどこだろう、と思い始めた。 どうも人によって文理の分け方の基準というか条件はけっこう違うようだし、そもそも分類自体が意味ないじゃん、という意見もそうだよね…

「頭がよい」と「賢い」

「頭がよい」と「賢い」はイコールではない。 というか、別の概念というか、別の軸なのかな。 単純に言葉の上だけだと、「頭がよい」の反対は「頭がわるい」。「賢い」の反対は「愚かだ」*1。 「頭がわるい」と「愚かだ」もイコールではない。やっぱり軸が異…

ナイフで刺す

Aさんがナイフを持って、Bさんに刃を向けて、刺した。 Aさんがナイフを持って、よそへ向けていたら、Bさんが自分から飛び込んできて、刺さった。 Aさんが立っていたら、Bさんがナイフを自分自身に向けて持ったまま飛び込んできて、ぶつかった時にBさ…