深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

小学生はダジャレが好き

小学生はダジャレが好き。 とピンポイントで言い切ってしまったが。未就学児だとまだ十分にダジャレを楽しむには語彙も言語能力も足りない。中学生になるとダジャレでは笑いが物足りず、むしろ「さむっ」と冷やかな目になる。というわけで、ピンポイントで小…

ほっこり、さっぱり

しばらく前に「ほっこり」という言葉が苦手、という話が発言小町であった。 ほっこりが苦手 : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 個人的には「ほっこり」自体は嫌いではないけれど、使う場面によっては強い違和感を覚えるときがある…

「きたなさ」を見せるかどうか

人は、内面について、100%「きれい」でいるなどあり得ない。多かれ少なかれ、心ばえの「きたない」面をもっている。 けれどまあ、モラルとか見栄とかルールとか思いやりとかバランス感覚とかいろいろあって、「きたない」面はあまり他人に見せないようにして…

ブログに書くことは

気がついた。 自分が書きたいことを書いているんじゃなくて、自分が読みたいことを書いている。 書くのはたった1回だけど、読むのは何度でも読める。 こうして書くのは、書くためではなくて、読むためだ。今は読まなくても、やがて来る将来に読むためだ。自…

表現形が逆になる

前の記事「同質性の上の多様性」から派生して。 「自分が他人と異なる」ことに対して不安をもつことと、「他人が自分と異なる」ことに対して不安をもつことは、からくりは似ているけれど現象としては異なる発現をする。 前者は他人に対して同調したいと感じ…

同質性の上の多様性

最近考えてるのは、同質性についてのこと。これはKY関連に通奏低音のように響くものだから。そこから引き続いて頭の中で鳴っている。 人間は同質性の中に安定を見いだす存在である、のじゃないか、というところまではなんとなく分かってきた。 多様性の尊重…

坂と階段と

なんとなく、成長とは、長いなだらかな坂を上るようなものだと思っていたが、どうもそうではなくて、階段を上るような段階的なものであるらしい。 らしい、というのは、自分がそう感じた、というだけのことだが。 確かになだらかに上がっていて、時には平ら…

安定しているようにみえるとき

一見、最も安定しているようにみえるのは、最も偏っているときだ。 天秤がつりあっているとき、意外とゆらゆらして静止しない。微動だにしないのは、片側に極限まで傾いているとき。 もちろん、あくまで安定しているようにみえるだけで、下手すると天秤自体…

懐かしのロケットペンシル

上の娘が珠算塾に通い始めた。 最初に体験学習に行くとき、先生から、そろばんだけ持ってくればいいよ、鉛筆はいらないよ、と言われた。体験学習に行って、「これもらったよー」と体験学習用テキストとともに娘が持ち帰ってきたのは、ロケットペンシルだった…

「KY」と叫ぶのはどういうとき?

「おまえKYだな」と言う言葉は、そのままとれば「お前、場の空気を読んでいないな」ということだが、さらに内容を補足すると、「お前、俺が『場の空気』と思っているものを感じ取っていないな」ということになる。 このとき、発言者(上記の台詞でいう“俺”)…

「空気読めないの例」の解答例

「空気読めない」の例を考えてみた - 深く考えないで捨てるように書くについて、自分の考えた解答例。 【問1】1行目のAの発言の時点で、場の空気はどうであったか。特に、ラーメン派とハンバーガー派について。 【解1】特に特定の空気はなかった。なにか…

『「できない」と「しない」』ブックマークコメントへの返信

昨日の記事『「できない」と「しない」』にいただいたブックマークコメントについて、いくつかご返答したいことがあったので、記事にする。id:suVeneさんより。 suVene 空気 『「読めない」人にとっては、もし結果的に困ることはないとしても、苦痛を感ずる…

「できない」と「しない」

「できない」と「しない」の間には、果てしない落差がある。 しばらく前の匿名ダイアリーの記事で、「子どもが産めない」と「産まない」は全く違う、という話があった。子どもを産む気はなかったのに、いざ「産めない」ことがわかると、そのことが苦になって…

「空気読めない」の例を考えてみた

非常に大雑把で乱暴かつ恣意的な設定だが。 6人いる。 お腹が減ったので、今から6人でなにか食べにいこうと考えている。 うち3人(A、B、Cとする)は、ラーメンが食べたい。あとの3人(D、E、F)はハンバーガーが食べたい。しかし、各人ともすごく…

「空気読めない」の含む不可能性

昨日、自分で書いておいて気になった点。 そういうことを考えると、結局、実際にこの言葉が使われるときは非常に曖昧で広い範囲で使われるような気がする。言えるのは、この言葉は相当特殊な状況でなければ、肯定的にはまず使われない、ということくらいかも…

「空気読めない」のもう一つのパターン

「空気読めない」?と端からみて思われる状況には、「空気読めない」と「(あえて)空気読まない」の他に、もう一つパターンがあるかも。 一応「空気は読めてる」のだけれど、どのように行動したらよいのか分からない、というタイプだ。 この場で要求されて…

「空気読めない」の多層性

「空気読めない」の範囲 - 深く考えないで捨てるように書く こちらにコメントをいただいたりして、あっそうか、と思ったこと。 「空気読めない」と「(あえて)空気読まない」は、空気を読む側からすると大きな違いだ。前者は、その場で自分に期待されている…

「空気読めない」の範囲

いわゆるKY、空気読めない、というのは、空気を読んで行動していない、という意味を含むのだろうか。 例えば、場の空気は理解しているんだけれど、その空気が意に染まないので、わざとそれに逆らった言動をする場合は、空気を読めてない、になるのだろうか。…

ホラー映画で目をつぶってしまう

昨日の記事への追記。というか、続き。というほどでもないが。 でもネットでは、ブルドーザー同士が激突したり、相手がブルドーザーだと分かっているのにあえて進路の前に身を投げ出す人がいたりするのを、ちょくちょく見かける。 ブルドーザーのごとく - 深…

ブルドーザーのごとく

歩いているとき、進路に障害物があれば、まあ通常は、進路を変えて避ける。 狭い道などで進路を変えられない場合は、障害物を動かして退けるか、自分が身を小さくしてすり抜けるか、なんにしろそういうふうにする。 ぼーっと歩いてると、障害物に気がつかな…