深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

ホラー映画で目をつぶってしまう

昨日の記事への追記。というか、続き。というほどでもないが。

でもネットでは、ブルドーザー同士が激突したり、相手がブルドーザーだと分かっているのにあえて進路の前に身を投げ出す人がいたりするのを、ちょくちょく見かける。

ブルドーザーのごとく - 深く考えないで捨てるように書く

どうしてちょくちょく見かける気がするのか、と思えば、つまり、こういうこと。
実際に道を歩いていて、寄るもの触るものを払いのけなぎ倒しながら歩いている人がいたとすれば、まずその人と目を合わせない。あ、そういう人がいるな、と目の端で気がついたら、まず目をそらして、そちちなんて見てないよ、気がついてないよ、というふりをする。
なぜなら、そちらを見ていることに気がつかれたら、それだけで自分もまたなぎ倒されるかもしれない、と思うから。
しかし、ネットならば、そういう心配がない。画面のこちら側からまじまじと見ていたって、回線の向こう側の相手はそのことに気がつかない。こちらがリアクションさえしなければ。
だから「あ、なぎ倒されてる」と気がつくほどには、見る余裕がこちらに与えられている、ということなんだな。
つまるところ、簡単に言えば、いわゆるヲチ根性。
昨日の記事を書くような私は、ヲチ屋だと白状しているようなものです。


しかし、それでも、ネット上には、こちらには何も起こらないと分かっていても、じっくり見る(読む)には恐ろしくて、心理的に読むことができない話もあったりする。タイトル見るだけで「あ、これは読めない、読まないほうがいい」と感じるものはやっぱり読まない。
これは、「なぎ倒されてる」と認識する前の、「なぎ倒されてるかもしれない」を感じ取った時に、すでに回避する、というやり方。ホラー映画を見ていて、ああっやられる、と思ったら、やられる前に目をつぶっちゃうのに近い。やられないかもしれないんだけど、もうやられそう! 見ていられない! スイッチ切っちゃえ!