深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

ヤクルトレディさん

毎週、うちにはヤクルトレディさんが巡回してくれる。たいていヤクルト400かジョアを買う。
特別ヤクルト大好きというわけじゃないが、ヤクルトのインスタントラーメンとインスタント焼きそばが好きで、時々購入するために顔つなぎをしている、というのが実情である。ヤクルト400は娘たちがコンスタントに消費している。カロリー高めなのが気にはなるが、成長期の子どもだし、おやつではなく朝食と一緒に出すので、幼稚園で消費してきてくれるからいいか。朝食に出すと、その直後に必ず歯磨きをするので、そのあたりも気が楽でいい。


このヤクルトレディさん、レディというくらいで、これまで我が家に来た人はみな女性。男性の採用はないのだろうか。よくは知らない。
で、ヤクルトレディさん。かなり頻繁に顔ぶれが変わる。長い人でも1年半くらいで、短い人だと3ヶ月くらいでいなくなる。こちらはヤクルトラーメン&焼きそばさえ買えれば文句はないので、人が替わってもかまわないのだが、こんなにころころと人が替わるのは、なにか仕事内容に問題があるのか?? すごく体力的にキツイとか、給料が安いとか? などと邪推したりする。
あるとき、私もいかにもな専業主婦の様子をしているからだろう、あるレディさんが訪問のついでに「いかがですか?」とヤクルトレディの採用に関する書類をくれた。それを見て、なるほど勤務期間が短いわけだ、と納得がいった。
ヤクルトレディの採用は、主に小さい子のいる主婦を対象にしているようで、託児完備と書いてある。実質勤務時間はかなり短い。朝は9〜10時ごろから、午後は2時くらいであがれる。勤務時間が短い=収入が少ない、ということだ。歩合制でもない。ヤクルトレディの仕事パターンからして、もし時間がさらに多くとれるようになって、これ以上仕事=収入を増やしたいと思っても、上限があるってわけだ。
子どもが本当に小さくてまだとれる時間に制限が大きい時は、ヤクルトレディとしてちょっとずつでも収入を得られる。しかし、子どもがだんだん大きくなり、もっと長時間のパートに出られるようになると、ヤクルトレディをやめてそちらの仕事に移る。ただでさえヤクルトレディは外回りの仕事であると同時に、大きな商品入りのカバンを肩にかけて動き回らねばならない。季節や天候がよくない時はとてもきつい。より収入がよくて屋根や空調の整ったところでできる仕事があれば、そのほうがありがたいものだ。そういうからくりで、ヤクルトレディさんが頻繁に交代することになるのだろう。
もちろん会社側もそれを折り込み済みのシステムとしていて、長時間は働けないけどちょっとでも働き口、収入がほしい、という若い母親にとってはありがたい就職口でもある。需要と供給が一致しているということで。


ところで、ヤクルトラーメンと焼きそば。「緑色のラーメン」と噂される奴である。
下のヤクルト本社のサイトでパッケージを見ることができるが、店では絶対買えない、ヤクルトレディさんを通してしか入手できないアイツである。
   ↓
ヤクルト本社麺類一覧
これがけっこううまいんだな。クロレラ入りなので緑色なんだそうだが、あんまりそれは食べた時は関係ない。というかスープやソースの風味でクロレラだかなんだか分からない。個人的には、このラーメンの中ではしょうゆ味が一番落ち着いた味になっていると思う。