深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

パスタは麺類? および男女の料理の好みについて

注意書き:ここにおいしいクリームスパの作り方は全く書いてありません。


http://d.hatena.ne.jp/b_say_so/20070325/1174807100
これを読んで「ああー、あるある」とマッハで首肯してしまったのだが、パスタは難しいという話のほうにではなくて(それもマッハではないが首肯)、

が彼は感じの悪い人なので(まぁ私と彼は仲がよろしくない)「女性はすぐパスタパスタってねぇ…(藁」的な発言をしました。*1

いったいお前は何様かと。お前が麺がいいって言ったんじゃねーかエロゲオタ。とそのときは思ったのですが、なんですか?「女性+パスタ=失笑」っていう方程式でもあるんですか。いや、近似式か?

http://d.hatena.ne.jp/b_say_so/20070325/1174807100

こっち。


おそらくここで件の男性がこのセリフを言ったのは、パスタをなめているというより、「なんで麺類でパスタが出てきちゃうかなあ」という笑いなんじゃないだろうかと思ったわけだ。
私もそうなんだけど、麺類ジャンルというと、基本的にはうどんとかそばとかきしめんとかそうめんとか冷や麦とか、あとはラーメン・冷し中華系が入るくらい。たしかにパスタも麺なんだけど、麺類食べたい、という時はたいてい意識から除外されている。パスタはたしかに麺だけど、ジャンルは洋食・イタリアンになる。
それはさておき。


なぜか女性には受けがいいけど、男性には受けが悪い料理というものがあるみたい。
パスタもそのひとつ。スパゲティあたりはまだいいが、ショートパスタあたりになると、なぜか「パスタ(笑)」になってしまうらしい。私の少ない見聞き経験の範囲では、パスタでは食べた気がしない、というのが一つあるようだ。女性からみるとパスタは十分一食になるけど、男性だとおやつ、せいぜいサンドイッチ程度の軽食という感じ。高いお金出してパスタ食べるくらいなら立ち食いそばで十分だし、なんでスパゲティじゃなくてパスタとか言うんだよ、みたいな。


他にも女性には支持されているが男性に受けの悪い料理というのはけっこうある。
例えば、懐石料理。見た目も綺麗だしちょっとずついろいろなものが食べられるので女性には人気だけど、男性はやはり食べた気がしない、という。似た系統で、カフェめしのようなワンプレートものもある。
じゃあ量の問題か、というと必ずしもそうでもないようで、十分な量を食べられるはずのフランス料理のフルコースなども、なぜか男性はあまり好まない。お行儀よくちまちま食べる、というのが、性に合わないという。
一方、男性受けはよいが、女性にはあまり受けない、というのは、丼もの、焼き肉、ラーメンなど。カロリーやボリュームが多く、一食分で味に変化かつかない、という特徴がある。しかし、それが全てでもない。パスタなんてその典型例でもあるからだ。


当然のことながら、料理や味の好みは生育環境やその他の要素によって、非常に個人差が大きい。一般的に男は、女は、でばっさり分けられるわけがない。
にもかかわらず、なんとなく、男性好みの料理、女性好みの料理というのは傾向としてはあるように思う。その傾向でいえば、パスタは間違いなく女性好みである。ただし、これが鉄板イタリアン(いわゆるナポリタン)や名古屋名物あんかけスパになると、どっちかというと女性は敬遠、男性は好みに近づく、というのはまた面白い。


余談だけど、一口にパスタといっても、うちは、夫はスパゲティは好きだが、私はそう好きではない。私はグラタン、ドリアやラザニアなどは好きだが、夫はどうもそのへんはあまり好きじゃないらしい。
この、グラタン、ドリア、ラザニアあたりって、まさに女性受けはすごくいいが男性には全然受けない料理のど真ん中だと思うんだよね。外食に行ったときにこのあたりを注文している男性を見たことがない。というか、ホワイトソースとか生クリーム系って、男性受けが悪い気がする。どうなんでしょうか。