深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

ひとりカラオケ

時々、数ヶ月に1回くらいだが、ひとりカラオケに行きたくなるのである。
ひとりカラオケは、一人で飲食店に入る*1以上に敷居が高いものなんだが、なのになんとなく行きたくなる。
家族とはともかく、他人と多人数で行こうという気にはあまりならない。歌いたい曲が偏りすぎているから。中島みゆきか、おかあさんといっしょ系などのキッズソングである。他人と一緒に行ったらやっぱり遠慮するじゃないか。誰かに聞いてほしいわけじゃないので、一人で充分。

なので、たまに一人で行きたくなる。家で歌ってりゃいいじゃん、なんて言わないで。マイク持って伴奏つきで歌うところに意義があるのよ。
平日の昼間なら、どこでも安い。一人なら1時間歌えば十分なので、うまくすれば500円でおつりがくるところも。


ところが、そこまで決意して行くわりに、いざ行ってみると意外とカタルシスが得られない。
なんでかというと、思いっきり歌えないからだ。一人だと、自分で歌いながら「次の曲は……」と探して番号入力しなくちゃならない。そうでないとやっぱり時間がもったいない。
もう一つの訳は、一人で歌っていると、自分の歌に不満ばっかり出てくるのだ。「ああ、今日はここの高音が伸びてない」「しまった、音ちょっとはずした」なんて。あーもう、私歌下手じゃん。


そんなわけで、一大決心で行ってもあんまり「あー、やったやった」感がないひとりカラオケだけれど、でも数ヶ月に1回くらい、行きたくなるのだった。
で、今、行きたい期。
今週は、明日から来週いっぱいまで余裕のもてる時間がないから、しばらく行けそうにないけどなー。学生時代、試験前に限って駄文の筆が進んだり、妄想の翼が普段以上に羽ばたいたりしちゃったのと同じか。そうか。成長してないな、お前。

*1:これは私は平気。