深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

紀子様男子ご出産、そして……

紀子様が無事出産、男の子、親王がお生まれになった、というニュースが今日は席巻しているのだろうなあ。
とにもかくにも、この年齢で10ヶ月赤ん坊をお腹に入れて頑張るのはかなり大変なことだ。紀子様にはどうもお疲れさまでした、まずはごゆっくりお休みください、という気持ちである。
それ自体はおめでたいことであり、喜ばしいことである。とにかく無事出産にこぎつけたことが最もめでたい。


なのだが、私は紀子様ご懐妊以来、ずーっと気になっていた。
雅子様の立場はどうなるんだろうなあ。


そもそも雅子様適応障害の原因は、これは私の勝手な推測なんだが、子どもをあまり生めなかったことにつきると思っている。
皇太子妃として最も期待されていること、それは、国事を行うことでも、皇室のPRをすることでもなく、世継ぎを生むことであっただろう。ご結婚当初、雅子様は元外交官で、キャリアを生かした海外との交流に期待されていると言われていた。が、それも何もかも、「世継ぎを生む」という最も重要な仕事をこなして後の話だった。元々結婚時の年齢がかなり高かったこともあり、周囲はなんとかして早々にこの問題を解決してもらいたい、と思っていたことだろう。
実際、なかなか子どもができないうち、まず間違いなく行われていただろう不妊治療や万一妊娠したときの安全のため、なかなか海外へも行かせてもらえなかった。
そして、いざ、苦しい不妊治療や流産、そして我慢だらけの妊娠期間ののち、生まれたのは女の子であった。
雅子様にしてみれば、こんなに我慢して苦労して生んだのに、そして自分にとっては男だろうと女だろうと同じようにかわいいのに、周囲の激しくがっかりした様子を見たら、一体自分はなんなのか、そして自分の生まれたばかりのかわいい娘はなんなのか、望まれずに生まれてきたかわいそうな子だとでもいうのか、と思わずにいられなかっただろう。
そして、内々にはおそらく、そう時のたたないうちに次の子を望まれる。手の中のかわいい赤ちゃんは、まるでいないかのように。
周囲にしてみれば、雅子様の年齢や妊娠のしにくさを考えると、とにかく早く手を打たないと手詰まりになる、という思いがある。だから急かしたのは間違いなかろう。
が、そういう態度は、十分に気をつかってオブラートにくるんだ丁寧なものであっても、雅子様にとっては、自分と小さな赤ん坊の存在の意義や人格を否定されたように感じるものだっただろうと想像する。
通常母親にとって、自分を否定されるのももちろんつらいことだが、それ以上に、自分の子どもを否定されるのはきついことだ。しかも、それは努力して変えられることでもない。心を病むもの当たり前だ。


と、ここまではもちろん私の想像なのだが、そういうことは十分にあり得ると思う。


皇太子・秋篠宮世代の次の世代の皇位継承者が生まれた今、旧来の皇室の関係者の思いとしては、もはや雅子様は皇室にはいらない存在、いてもいなくてもかまわない存在であろう。皇太子は次の天皇としてもちろん必要、秋篠宮紀子様はその次の世代の天皇の親として必要。秋篠宮家の内親王たちと愛子さまは、いずれ結婚して皇室を出てゆく存在として、かつての紀宮さまと同程度の存在。つまり、皇室にいる間は、皇族として公務を行ってくれるが、それだけの存在である。
そして、雅子様はどうか。民間出身で、婚姻により皇族の身分ではあるが、次世代の皇室を支える存在を直接養育する立場でもなくなり、自身は病気があって、公務も十分に行えない。これまでは、愛子様皇室典範改正により皇位を継承することになる可能性があったから、その最も近しい養育者としての立場があったけれど、それももうなくなった。


これ以上、居場所がなく、自身もいづらいであろう(だから適応障害になっているわけだ)皇室にい続ける必要があるのだろうか。
本当は離婚して皇籍を離れるのが最も幸せなんだろうけれど、そうすると愛子様と離れなければならないし、そもそも皇太子夫妻の離婚を宮内庁が認めるわけがないから、それはできないのだろう。
せめて、表舞台に出ることはやめて、海外にでもずっと滞在して、息のつける状況にしてさしあげればいいのに、と思う。もう「必要ない」ならば、解放してあげればいいではないか。
そのくらいなら、たとえば英国王室なら余裕でできることだろうしな。