深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

小学生のものの食べ方

こんなニュースが。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008050302008451.html

 三重県菰野町菰野小学校で2日、給食で出されたかしわもちにポリエチレン製の人工葉が使われていたのに、包装に「天然葉を使用」と書いてあったため、児童20人が誤って葉を食べた。包装や搬入時に業者の確認ミスが重なったのが原因。これまで体調不良を訴えた児童はいない。

笑い事ではないのかもしれないが、私はつい微笑ましくなってしまった。
このニュースを見て思ったこと。
・本物の葉でも柏の葉はかなり硬くてかじりにくいと思うのだが、意外と葉っぱごと食べてしまう人がいるのか? 私は桜餅の桜の葉は食べちゃうが、柏の葉は硬くてえごえごするから剥がすが。
・本物の柏の葉とポリエチレン製の葉ではかなり感触も色も違うと思うのだけど、案外小学生には高学年でも区別ついてないのかな? それとも本物の柏の葉を見たことがない子が増えたのかな。あるいはめちゃくちゃ巧妙に本物に似せて作っていたとか。それはないか。
・食べたとき「わ、ビニール食べた!」と口の中で食感に気がついて吐き出さず、そのまま飲み込んでしまう子もけっこういるということなんだな。しかも飲み込んだのは4〜6年生の子だけとのこと。この歳になるとかえって低学年よりも「えーい食っちゃえばいいや」状態なのだろうか。度胸があるというか。
・それにしても20人って多くないか? 「俺葉っぱ食えるぞー、すごいだろー」「へん、俺も食えるぞー」みたいなのを想像してしまった。この場合、食えるぞと言った手前、あとから「やば、これビニールじゃん」と思っても吐き出せないよね、気分的に。
・包装紙の誤記載のうち『天然葉を使用し』は誤りだが『食べても人体に影響はない』はほぼ合っている。
・他にこの柏餅が配られた2小学校、3幼稚園では飲み込んだ子はいなかったとのこと。たぶん先生が先に「葉ははがしてね」と説明していたからなのだろうが、逆に言うと、説明しておかないと食べちゃうよ、ということの証明でもあるってことかな。


小学生の生態がかいま見えた(妄想ともいう)気がして、なんだかいい意味で笑ってしまった記事。