親の本棚にはライトノベルを並べておこう
昨日、たまたまきっかけがあって夫と話した。
やっぱり娘たちには、新井素子の初期のもの(あゆみちゃんシリーズなど)とか氷室冴子は読ませたいよね、と。これぜひ読んで! というんじゃないけれど、あの年齢で読んだら、今もきっと面白いよね、面白さは時間がたっても変わらないよねぇ、と。私個人では、銀河英雄伝説などもそうかな。
コミックなどでも、そういえばそういうのがあるな。はみだしっ子とか。軽井沢シンドロームとか(これはちょっと違う? でも勉強になるって、なにかの)。
しかしだ。
こういうラノベ系とかコミックとかは、古典と違い「これは是非読め!」と子どもに突き出すようなものでもない。ジュヴナイルでも、トールキン系とかゲド戦記とかなら、突き出すのもありかと思うが、氷室冴子はちょっと違うよなあ、やっぱり。自分たちの頃は、本屋に行って、コバルト文庫あたり行って、さらさらと軽く立ち読みしながら、買う本を選んだものだ。あの頃はコバルトとハヤカワだけ見ておけばよかったけど、今はとにかく種類が多すぎる。あれもこれも買っていてはお小遣いが追いつかないし、新しい作品ばかりが並んで、新井素子だの氷室冴子だのは本屋に置いてすらいないかも。さらに私の場合は幸いなことに、学校の図書館にその手の本も多数おいてあった。クラッシャージョウなんかはそこで読んだっけ。しかし、今時の公立の中学校や高校にそれを期待するのは無謀だろう。
となると、やはり、そっと親の本棚に並べておくしかない。これは面白いよ〜というオーラをむんむん発しながら、本棚にずらーっと並べておくのだ。そうすると、いよいよ読むものに困りお小遣いも足りず、なにか活字はないかと探しに来たときに、そいつらと出会うのだ。
これはいいじゃないか。
親の本棚にはラノベとコミックを並べよう。ただし、安永航一郎と田中圭一は後ろに隠しておいてください、旦那様。エロ本は思春期の娘にいきなり見せるもんじゃありません。