深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

他人と自分を比べることは

他人と自分を比べてしまうのは、もともとは、同じところがあることを確認したいからではなくて、違うところがあること、違う存在であることを確認したいからではないのかな。
そうやって、自分と他人の違いを知って、自分を確立する。
しかし、自分を確立したあとに、違うところばかり探していると、今度は、自分から見て「違う」他人が存在することに意義が見いだせなくなる。
だから、今度は他人と自分を比べて、違うところではなく、同じところがあることを確認しようとする。
どっちに傾いても、バランスはとれない。この間をゆらゆら揺れ動きながら、他人と自分の間は変化してゆく。
いずれにしろ、他人と自分を比べてしまうことは、もともとの必然なのだ。比べてもいいんだ。比べなくなることは、自分がこの先、さらに動いてゆくことを拒否することでもある。