深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

でもネットはそこが良い

ネット知人は友人にならない - 深く考えないで捨てるように書くという記事を書いた。
これだけを読むと、「つまりネットの人間関係には期待しないということか?」だの「ネットで友達をつくるなんて発想はおめでたいとでもいうのか?」だの「友人にもなれないような相手になんであれこれ心情を吐露できるの?」だの、いらない行間を読むこともできてしまう。
だが、そういう話ではないのだ。むしろ逆。
ネットでは、友人同士だなんだなんて暑苦しいことを言わなくても、心の中をぶっちゃけてもしまえるし、他人の吐露した心情を受け止めることもできるし、共感したり、感心したり、また逆説的だけど、できれば友人にはなりたくないような人の気持ちや発言を真っ正面から読むことすらできる。あるいは、普通なら自分じゃ友人になどなれないようなすごい人の話を読んで、反応することさえもできる。
ネットでは友人だの親しいだの繋がりが深いだの、そういったことに縛られなくてもいい。縛られなくても、言葉を交わし、会話・対話し、意見を交わすことができる。あるいはただ、聞く(読む)だけでもできる。そこが良い。
あの人はあなたと仲のいい誰々さんとは仲が悪いよ、とか、あの人は誰々グループだよ、とか、あの人に話をしたら誰々さんに筒抜けだよ、とか、そんなのは現実世界だけでお腹一杯。