深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

子どもが泣くとき

小さな子、幼児が号泣するのは、かなりプリミティブな事情だ。
未就学くらいの年齢の子は、植物がひきちぎられようと、虫を踏みつぶそうと、そうそう泣かない。だって、まだ死をよく知らないのだから。*1
だが、自分の母親や身近な大人が怒鳴り散らしたり、感情的になって号泣したりすると、自分も泣く。とても悲しい気持ちになったり、とても怖くなったりして、泣く。泣かないにしても、強い恐怖や不安感を抱く。

*1:中には「お花さん、かわいそう」と言って泣く子もいる。が、それは「お花さん」という擬人化を大人が強く刷り込んでいる子の場合だ。多くの子は、きれいな花を摘んで集めたり、草の葉をちぎって並べたりするほうが好きだ。