深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

ある日、ゲーム店でもらったもの

今日はポケットモンスター・プラチナの発売日ですね。この時間ですのでまだ我が家は入手しておりません。予約してあるので品切れの心配はないですが。
というのはマクラで。


この夏のこと。
夏休みにあわせて多数のゲームソフトが発売になり、私もある日、そのうちの1本を買いに行ったわけです。近場のゲーム店に。
そこは、PCショップとゲーム売り場が併設になっており、こんな田舎には珍しく、PCパーツやちょっと変な周辺機器類などが充実していて、そういう意味でもありがたい、行きつけの店です。まあ、そういう店なので、ゲームを買いに来る人ばかりではなく、PC関係で来る人も多く、客層はやや高齢のおじさん層から若年層、子連れファミリーに至るまで、多岐にわたっています。
その日のお客さんもそんな感じでした。特にソフトの発売曜日というわけでもなく、時間的にも中途半端な平日の昼間だったのですが、ちょこちょこお客はいました。
自分の目当てのソフトを見つけ、PC関係の小物も一緒にしてレジに持っていき、1万円札を払い、お釣りに数枚の千円札と小銭をもらう。


おや、と視覚的に違和感を覚えてもう一度お釣りを見てみると、お釣りのうちの2枚ほどが、真新しい、三つ折りの札だった。
三つ折りの新札をよく見かけるシチュエーションは、だいたい限られている。大概がお年玉だ。ポチ袋に入れるには三つ折りがちょうどよい、四つ折りでは分厚くなりすぎる。逆に、御祝儀のように大きな熨斗袋に入れる場合は折らずに入れる。
そんなわけで、そのお釣りを見たときに瞬間脳裏に浮かんだのは、大事に机貯金しておいたお年玉を握りしめて、お盆に遊ぶゲームソフトを買いにきた小学生の姿だった。いや、別に中学生でもいいんだけど。そこはやっぱり小学生でしょう、ほら。
1月にもらったお年玉を大事にとっておいて、半年以上使わずにおいて、楽しみにしていたソフトが出たら、お小遣いで買ってもいいよ、と。
今もそんなふうにして、ゲームソフトを買う子がいるんだなぁ、どうか買ったゲームが彼あるいは彼女にとって嬉し楽しい宝物になるといいな、と、ほんわか妄想してしまった。そんな猛暑日だった。


お父さんがこっそり子どものお年玉持ち出して自分の買い物しちゃったとかは、却下ね!