深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

技術は進歩する

PTAで学校へ行き、印刷をしなければならない。大量に印刷するから、コピー機ではなく、ガリ版刷りってやつをやらなければならない。
ガリ版刷りなんて、学生時代以来だなー。あのなんか高速で回るドラムに版をつくるためのなんか灰色っぽいビニールっぽい薄っぺらいやつと原稿をセットして、ガーッと回るとなにやら不思議な臭いがして、原版ができるんだったなあ。で、できた原版を印刷機にセットするときにインクが手にべたべたつくんだよなあ。と懐かしむ。
いや、そういえば、中学高校になると、そんな大変なことにならなくて、もうちょっと扱いやすいマシンだった記憶がある。回してもあんまり不思議な臭いがしてこないし、版を作るもとのぺらぺらが白かったような気がする。原稿のセットも透明ビニールみたいのにはさむだけでよくて、楽だった。あの時は技術の進歩に驚いたものだ。
(そういやあのころ、まだ個人向けワープロは実用になってなくて、どうしてもって時は和文タイプでガリガリ打ってたなあ)


いざ学校へ行ってみたら、あの手が真っ黒になるような印刷機はどこにもなく、まるでコピー機のような顔をした端正なヤツが鎮座ましましていた。1台で製版も印刷もやってくれるらしい。コピー機のように原稿をセットしてボタン押すだけで。
そうか、もう手を汚すこともないのか。いい時代だなー。
そういえば、印刷室に入ったとき、あの独特の臭いがしなかったんだ。インクとか製版とかの混じった不思議な、独特の臭いが。あの臭いも実は好きだったんだけどな。


でも、正直拍子抜けした。黒っぽい服を着ていかなくても大丈夫なのね。急に印刷するモチベーションがあがってきたぞ!!