深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

「○○ー!」と呼ぶ

人を呼ぶときに、「○○ー!」と名前しか呼ばない人がいる。
一方、家の中で人を呼ぶときに、「○○ー、ちょっと来てー!」と呼ぶ人がいる。


「○○ー!」とだけ呼ばれたとき、「はーい、なにー?」と言いながら、そちらへ向かう人がいる。
「○○ー!」とだけ呼ばれたとき、「はーい」とだけ言って、そのまま次の言葉を待つ人がいる。


「はーい」と言われたとき、また「○○ー!」とだけ呼ぶ人がいる。
「はーい」と言われたとき、「○○、ちょっとこっち来て」と言う人がいる。
「はーい」と言われたとき、何も返事しない人がいる。


「はーい」に対して何も返事しない人は、おそらく、「呼んだんだから、すぐに来ればいいじゃん! 来りゃわかるんだし」と内心ブチ切れているのだろう。
「はーい」としか返事しないほうは、おそらく、「名前を呼んだだけで、どうしてほしいか言ってないんだから、こっちはとりあえず聞こえたよ、という意味で『はーい』と返事してるのに。来てほしいなら来てほしいとはっきり言わないとわからないよ」と思っているのだろう。


私は、最初からなんで呼ぶのかちょっと言えばわかりやすいのに、と思うたちだ。
だから、「○○ー!」と呼ばれると、「はーい」とだけ言って、わざと次の言葉を待っていることがある。
相手は、「○○ー!」と呼んだ時点で、「○○、こっちに来て」という意味をこめて言っていることを知っていながら、わざと「はーい」しか言わない。
こっちが汲み取って相手にあわせて反応するのは簡単だけど、向こうは気がついてるかしら? いつ気がつくかしら? と、様子をみている。
我ながら意地悪だ。


しかし、上には上がいるもので、「○○ー!」と呼ばれたのに対して「はーい」だけで返したら、また「○○ー!」とだけ呼ぶのはある意味最強。天然だから勝てない。
3往復くらい「○○ー!」「はーい」「○○ー!」「はーい」「○○ー!」「はーい」を繰り返したこともあったな。