深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

中学で武道を必修にする案

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070904it12.htm
今朝見たニュース。中学で武道やダンスを男女とも必修とする案だとか。
別に体育の授業の中で何をやってもスポーツの範囲ならいいんじゃない、と思うので、この案については特にいいとも悪いとも思わないが。
武道をやるとなると、どうしてもある程度武具や専用の服が必要になる場合が多いだろうな。今までやっていた学校でも、男子のみ、というところが多いだろうから、数は足りないだろうし。剣道やら弓道やらなぎなたなどでは、個人に買わせるわけにもいかないだろうから、学校が武具を揃えくちゃならないだろうし。
柔道はどうだろう、体操着のような伸縮のよいものでは、襟がとれないから、まずいだろう。柔道着は全員が個人で買うのかな、そう回数も多くない授業のために。それとも学校が買って貸し出しかなあ。
合気道や空手道ならいいかも! って誰が教えるんだ。柔道以上に先生びくびくでしょう。怪我人が出かねんことを考えると。
とりあえず、この手の武道を、もともと心得がある人は別として、普通の体育教師が教えることはやめたほうがいいと思うぞ。特に、記事にあるように「武道には礼儀作法を身につけさせる狙いもある」(上記リンク先記事より引用)のであれば、その武道をきちんとスポーツでなく武道として習った人が教えるべきじゃないかな。例えば、陸上が専門でした、という体育教師に、武道の礼儀作法を他人に教えられるほどわかるとはあまり思えないしなあ。単なる礼儀作法なら武道じゃなくてもいいんだし。総合的学習の時間に茶道華道小笠原流でもやるとか。
とりあえず、武道を必修にするなら、学校に潤沢な経費をつけてあげてほしいです。貸し出し用武具を揃えて外部講師を呼べるくらいには。


で。
武道はまだわからんでもないが、ダンスを教えるって、これはなんだろう。どんなダンスを教えるんだ?
ちなみに、女子は体育でダンス、けっこうやります。創作ダンスみたいのとか。しかし、わざわざ体育の授業としてやる意義があるものかどうかはわからない。身体を動かす、という体育の第一の目的は達しているので、授業にあるぶんにはそれはそれでいいんですが。
このリンク先記事には載っていないが、他の記事では、フォークダンスなどを取り入れる、と書いてあった。中学生男女がフォークダンス。これは、あれか。体育とは別の何かの意図なのか。すべての中学生に異性と手をつなぐチャンスを与えよう、みたいな。なんてこったい。