深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

いちご狩りでちょっと危なそうな実を食べる心理

いちご狩りでいちご食べ放題の時、甘くて赤くて美味そうなものだけしっかり選って食べるかというと、意外とそうでもない。
タダで食べ放題! となると、いかにも美味しそうなのだけでなく、ちょっとまだ色が薄いけど、というものや、よく色んでいるけど小さかったり形が歪んでいたりするものや、場合によっては腐りかかってる? というものにまで手を出す。いや、果物は熟しすぎた腐りかけが一番おいしい。
スーパーでパッケージングされたものを買うときは、色みの薄いものができるだけ入ってないか、傷んでいるのは入っていないか、丁寧に確認するもの。しかし、食べ放題となった途端に、そういうちょっと異端な実でも手を出そうという気になる。
そりゃそうだ。多少不味いものに当たっても、次いこう次! とさっさと忘れて次にいけるから。次にまた美味いやつを取ればいいだけのこと。


やり直しがいくらでもきく場合は気楽に失敗できるし、だから勝ち目の薄い冒険もできる。一度や二度失敗したからってどうってことない。最終的には「あー、あんな不味いの食べちゃった、損したなぁ。あれ食べなければもっと甘いの3つくらい食べられたのにー」とは思わない。大抵「あーおいしかったー、やっぱりスーパーで買ってきて食べるのよりおいしいねー。来年も来ようっと」と思ってる。
実際にはやり直しには限界があるのだけれど(お腹のキャパシティは決まってる)、実を選んでる時はわりとそんなことは忘れている。


余談だが、腐りかけと腐ってるは別物だ。腐りかけは美味いが、腐ってるのははっきりいって不味い。