深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

ともだちおやこ

よくあちこちで「友達母娘」というのを見聞きする。母と娘(10代後半以降)で仲良く連れ立ってショッピングやらイベントやらに出かけたり、服やアイテムを貸し借りしたりするというようなあれ。
自分の場合、10代のころはあまりなかったが、20代後半以降になると、急激に母との距離が縮まった感がある。その前は子どもと大人だったのが、どっちも同じ大人属性に入ったからだろうか。妹もそうだったようで、いまいち母と反りが合わないのにもかかわらず、実家にいるときによく母と妹で(父は行きたがらず留守番。私は仕事があるので行けない)海外やら国内遠方やらに旅行に出かけていたものだ。
だから、うちの場合は典型的な友達母娘ではないが、そういった母娘の仲良し感覚、母と娘の距離感の近さはわからないでもない。


などということを考える時に思うのだが、「友達母娘」はあるが、「友達父子」は聞かないなあ。
父と息子の場合、母と娘ほど距離感が近くなることはあまりないのだろうか。友達母娘ほどではないにしろ、一緒に同じスポーツをしたり観戦したりしにいったり、一緒に出かけたり共通の趣味をもったり。あまりなさそうだな。せいぜい一緒に釣りに出かけるとか、そのくらい? 一緒にパチンコとかゲームセンターとか、うーんあまりなさそうだな。もし同じ趣味をするとしても、友達ではなくてはっきり上下があるような関係になりそう。
10代後半の男子が身近にいたことがないのでなんともわからないが。


親と子の距離感という点で言うと、一般論というか多数派という意味では、男子でも父親よりは母親とのほうが距離感が短いような気がする。「友達父子」よりは「友達母子」のほうが実現可能性が高いということになるのか。しかし、母子(母娘ではなく)では、男と女の間に友情は成立するか?問題に引っかかる。つまり、「友達母子」は第三者から見るとマザコンに見えるかもしれないということ。
そのあたりまで考えて、あとはややこしくなりそうなので放り出すことにする。