深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

偉大なるラジオ体操

今日は連休の初日だが天気も危うい。明日はもっと雪隠詰めになりそうなので、今日のうちに元気者たちをガス抜きしておくかと、一家で近隣の温水プールに出かけた。
そこは自治体の運営しているところで、値段もそこそこ、サービスもそこそこだが、最近の自治体プールは馬鹿にしたもんじゃなく、流水プールや小中学生以上向けスライダーが設置されていたりもする。下手なレジャープールに行くより安くて楽しい。ただし若いお姉さんはあまりいない(小学生までならいる)。家族連れと年輩の方が大勢である。
そこのプールでは、1時間ごとに検査・点検のための休憩がある。その休憩タイムに、ラジオ体操が流れるのだった。
自分たちも身体をほぐしがてらラジオ体操をやるのだが、周りを見ると、老いも若きも、子どもに至るまで、ラジオ体操をやっている。もちろんやっていない人もいるが、かなりの人がやっている。
そういえば、ラジオ体操ってすごいなあ。世代を問わず、日本中の大部分の人が知っている。「ラジオ体操第一、用〜意っ」とかけ声がかかり、ちゃーんちゃーちゃちゃーん♪とピアノのイントロが鳴り出せば、わざわざ思い出そうとせずとも、自然に身体が動き出す。おじいちゃんと孫の間でも話が通じる。
そういえば、今でも、地域でやっていた夏休みの朝のラジオ体操集会というのはやっているのだろうか。今でも各地から6時半からラジオ中継があるということは、やっているのだろうなあ。スタンプカードみたいなのもあったりするんだろうか。私は夏休みは大抵どこかで家族旅行があったので、皆勤したことはついになかったが。
日本以外の国でも、こういう老若問わずみんな知っていて、プールで突然流れ出しても、10年以上ぶりでも自然に身体が動き出すような体操ってあるんだろうか、とふと思った。