深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

できちゃったわけじゃない「できちゃった婚」

婚姻より以前に妊娠しているという、いわゆる「できちゃった婚」。
これが増えているというんだけど、あくまで個人的な印象なんだが、別にできちゃったわけじゃないできちゃった婚が増えてるんじゃないのかなあ、という感じ。
一つは、いずれ結婚するつもりはあるけど、具体的な話はしていない、という場合で、まあどうせ結婚するつもりだから、先に子どもができてもいいんじゃない? というパターン。
もう一つは、同棲などしていて、別に入籍の必要はお互いないし、入籍するメリットも特別感じないので、このままでいいよね、という状況だったところ、妊娠したので、んじゃあ入籍するか、というパターン。
こういうパターンが増えている、ってことのような気がする。
想定外に「できちゃった」から、想定外の相手と想定外に結婚する、というパターンがそう増えている*1とはあまり思えない。根拠はないけど。
結局、制度的な婚姻に対してあえてそうする意義を感じない人が増えたけど、やはり子育てする上では戸籍上の婚姻関係にあるほうがメリットが大きくデメリットが小さい、という感覚があるってことだろうか。加えて、婚姻年齢があがったため、とりあえず結婚するつもりができたら、できるときに、早くに妊娠しておいたほうがいい、という考えもあるだろうな。
そのぶん「できちゃった」という響きが合わないとして「でき婚」という言葉もよく使われるようになってるらしい。これも、「できた」というより「つくった」のほうがピンとくる場合が多いかも。
いや、女性側は「つくった」が男性側からすると「できちゃった」、って場合もけっこうあるのかもしれないなあ。

*1:昔からパターンとしてはあるので、これがないわけじゃない。