深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

結婚調査なるもの

結婚調査 – 婚約者・交際相手の身上・身元調査 | 探偵事務所 相沢京子調査室
数日前に話題になった、結婚調査の話。
これ、依頼者である父親からすると、娘の結婚相手がアニメ好きというかオタクであるというか軽いロリ、というのが嫌だったのではなくて、自分の婿、義理の子と同等の存在になる男がオタクあるいはロリであることが耐えられなかった、ということなのだろうな。
結婚は、原則的には結婚する二人の問題なのだが、どうしてもそこに付随してくるのが、相手との姻戚関係というものだ。
結婚する同士の二人はお互いに気に入っていて(まあ結婚するくらいだから)瑕疵を知りつつ見逃すことができるとしても、それぞれの親の立場からすると、嫁あるいは婿として自分の親族に迎え入れる、という視点からみて、どうしても納得できない、受け入れられない、というケースは残念ながらある。
親の立場からすると、自分の好むと好まざるとにかかわらず、突然ある相手と親子も同然の関係になれ、と強制されるような状況なわけなのだ。今どき、家柄だの血筋だのは気にしないとしても、性格的に合わないとか、自分の倫理観・価値観として許しがたいとか、俺が親だったらこんな子には絶対育てないぞ、とか、そういうのはありえるわけで。
そこで、当の婚約者本人と直接対峙して「俺はそういうのは許せないから娘と結婚する気ならその趣味を捨てろ」と主張せず、こっそり裏で手を回して娘と別れさせた、というのがこの父親の嫌らしいところだから、この父親を擁護する気はないけれど。


しかし、この結婚前の素行調査というやつ、結婚する本人側から相手の親の調査を依頼する、っていうのはあまり聞かないけど、需要はありそうだと思うんだがな。
特に、嫁の側から、結婚相手の母親をチェックして、マザコン&息子べったりだったり、同居以外ありえないと普段から言ってたり、ものすごく几帳面でちょっとでもサッシに埃がついてると許せなかったり、なんていうお義母さんだったら結婚やめたい、なんて話はありそうな気がするんだよね。