深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

人の目は見ていなくても

http://www.chunichi.co.jp/flash/2006121101000209.html


コモンマーモセットについて詳しくは知らなかったんだけど、ペットとしても飼われることがあるし、見た目ちっちゃいけど原猿じゃなくて真猿なんだそうな。けっこう知的レベルも高いらしい。
世界でも「漁をするサル」はこのムーヴ以外に報告がなく、サルは生きた魚を獲らない、ということになっているらしい。
でも、誰にも教えられることなく魚を獲って食べるムーヴをみると、人間の知らないところで、ジャングルの奥深くとか、意外といろんなサルが魚を獲って食べてるんじゃない? 単に人間が目撃したことがないとか、証明できていないだけで。
なんてことを思ったりする。


池澤夏樹の詩「ローラビーチ」を思い出す。
全文を載せるわけにいかないので、最初と最後のフレーズだけを引用。

人の目が見ていなくても
風景はあるのだろうか

人の耳が聞かなくても
風は椰子の葉を慣らす


人間の世界の中では、「サルは生魚を食べない」。
サルの世界の中では、そうではないかもしれない。かも。