深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

ふと思う

ネットの中で拡がっていく人、そうでない人

ネットの中で、世界が拡がっていく人と、そうでない人がいるらしい。 2人の娘は、生まれたときからインターネットがあり、物心ついたころにはSNSがある世代だ。中学からPCをかなり自由に使える環境を整えてやり、中学のころからスマホは持っていないがPCな…

年賀状2017

今日も昔の自分に会いに行っていた。 年賀状 - 深く考えないで捨てるように書く 自分の人生がごくゆっくりと、ゆるやかに終息へと向かってゆく道が見えてくる。 30代後半、まだまだこれから紆余曲折あるはずだけれど、それも自分のことよりも、子どもや夫…

電報、レタックス

郵便局へ行って、たまたまレタックスに関する掲載を見た。今年の春に急に値上げして、また突然事実上の値下げをしたらしい。 レタックス、懐かしいなあ。20年近く前、大学の合唱系サークルで渉外担当だった私は、交流のある同じ大学や他大の合唱系サークルの…

優れた読み手

よき読み手、優れた読み手という人たちが実はいるのではないか、と半ば都市伝説的に思っている。 文章を読む能力というのがある。識字や速読の話ではなく、ある文章を読んで、文意や文脈を過不足なく理解する力である。書いてある字面そのままでなく、ある程…

ネット知人は友人にならない

それなりにネット歴も長いので、ネットで知り合った知人はまあまあたくさんいる。中には15年以上のおつきあいになる人もいる。 しかし、その中で友人といえる間柄になった人は一人もいない。もうすこし正確に言うと、私から見て友人,友達といえると思う人は…

マクロとミクロと「親学」

物事をマクロで考えると、広い範囲のことを考えられるけれど、細部には目が行き届かなくなり、結局あちこちにドット抜けのように、その考えを適用できない部分がでてくる。 物事をミクロで考えると、個々の事例を丁寧に分析して考えることができる分、よりす…

愛子さま、敬宮さま

愛子さまが遠足にいかれました、というニュースをやっていた。 それでふと思ったのだが、愛子さまは報道のとき「愛子さま」で、「敬宮さま」ではないんだなあ。 自分の子どものころ、皇室報道するときは、今の皇太子殿下は「浩宮さま」で、他の宮様がたも「…

6歳の少女の日記

友人の娘さん、この春から小学校1年生になったばかりなんだが、すでに日記をつけているのだという。 もともと文字を覚えて書き始めるのが早い子でもあったし、母親(友人)もライターをやっていて、文章を書くことに興味をもちやすい、というのもあったのだ…

若いうちは家事なんて面白くないよね

家事とか実家暮らしとか独り暮らしとかについてぼんやり考えているうちに、GWになって、ものを書いたり、書くために考えたりしているどころじゃなくなった。 とりあえず思考が行き着いたのは、家事というのは地味なもので、上手くやるのはともかく、必要な…

家事に関してふと思う

家事や生活に関しては、できるかできないか、よりも、するかしないか、したいかしたくないか、のほうが影響が大きいような気がする。 また、一言で家事と言っても、各論と総論では相当話が異なると思う。各論とはつまり、料理、掃除・片づけ、洗濯といった、…

「親学」ってなんだ?

あちこちで(マスコミもブログも含めて)文句ばっかり言われてだーれも褒めてない、教育再生会議の「親学」提言。 中身についてなにか書くのも馬鹿らしいくらい、箸にも棒にも引っかからない内容だなとしか言いようがない。誰がこんなもの守るもんですか。実…

思い出した、ある外科医師の言葉

昔聞いた言葉を思い出した。 自分の仕事は医療系だったのだが、その職業につくため、大学に通っていた頃のこと。 ある外科の教授がいた。その教授の専門は肝移植。当時はまだ国内では脳死移植に関する法は制定されていず、和田移植以来の暗黒時代のただなか…

子ども連れは弱者か

昨日の記事を読んだり書いたりしながらふと思ったこと。元の話からはかなり離れる。 子どもは、いわゆる社会的弱者だ。これは異論はないだろう。 妊婦も、社会的弱者。身体に不自由のある人や病気の人が弱者であることを思えば、やはり弱者だろう。 では、子…

なぜ幼稚園や保育園の発表会の劇は女児向メインなのですか

娘の幼稚園の発表会が先日あった。 他の園でもそうだろうが、発表会では園児たちが劇をやることがよくある。 うちの園でも、年長から年少までクラスごとに劇をやる。劇の内容は童話や民話の題材もあれば、創作ものもある。年長になるとセリフも自分で話すの…

名付け=型はめ

今してることもそうだが、自分の感じたことや思った意見を言葉にしようとするとき、その過程で、すでに出来上がっている型に押し込めているのではないだろうか、と思うときがある。 最初から論理が出来上がっていることはない。大抵の場合、最初はもにょっと…

「萌え」という言葉のもつ強い他者否定性

「萌え」という言葉は、かなり他者を否定する響きの強い言葉だ。 「好き」とか「気に入っている」という意味合いに類する言葉だから、そういう否定性が強いことに気がつきにくいけれど、実は相当きつい言葉だ。 生身の人間に向かって「○○さん萌え」と言った…

あのころのネクラは

ネットで掲示板を読んだりブログを読んだり、匿名ダイアリーを読んだりしていると、コミュニケーションが苦手という人、はてな的な言葉でいうと「非コミュ」というらしいが、そういう人がいろいろと自分のつらさや思うところについて語っているのをちょくち…

生かされているのだ

「人は生きているのではない、生かされているのだ」 というフレーズをふと思い出し、これってなにか宗教関係だったよなぁ、とまでは分かったけれど、何の宗教だったか思い出せなくて、Google先生に伺った。 どうやら、仏教系のようだ。浄土系でも禅宗でも日…

インプット、アウトプット

あるプロのエンターテインメント系小説家の日記を読む機会があった。 非公開のものなので、直接引用できないが、こんな内容。 自分(作家)は、最近なかなか思うように書けなくて悩んでいた。 そんな折り、担当編集者との会話の中で、はたと気がついた。 自…

「美しき水車小屋の娘」と聞くと

大抵は美しい娘を想像するだろうな。 「汚い水車小屋の娘」だと、汚い小屋を想像する。 「醜い水車小屋の娘」だと、醜い娘を想像する。 汚いは物に、醜いは人間を含む生物に使われやすい形容詞だという認識がある。 かといって、美しいという形容詞が建造物…

ブログには嬉しかったことは書かない

ブログを書くということはさ、その時点で、こう何か一言も二言も言いたい、ってことがあるわけ。 で、大抵言いたいことは、嬉しいことや悲しいことじゃなくて、何かに不満だったり怒っていたりすることだったりするわけ。嬉しいときは「嬉しいーーーっ!」と…

おばちゃんは

おばちゃんは、ほぼ100%に近い割合で、かつて若い女性であったことがある。 おばちゃんを36〜69歳、若い女性を15〜35歳とすると、おばちゃんのほうが若い女性より範囲が広く、たぶん数も多い。区切り年齢を25歳にすると、圧倒的におばちゃんは若い女性より多…

役に立たない勉強

最近の話だが、身近にいる普通科の高校教師がなにげなくこんなことを言った。 「俺は学校では生徒に、役に立つことを勉強したい奴は高校なんか来るな、と言ってるよ。高校では役に立たないことしか教えない。役に立つことを勉強したければ高校なんか入らない…

「自己実現」という空虚な言葉

育児関係のブログ記事やその他の記事を漁っていると、よく「自己実現」という言葉に行き当たる。 多くの場合、ワーキングマザーについての話で、「仕事によって自己実現を望む」というような使い方をされているようす。 論調は二極化していて、「自己実現の…