深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

「プッチーナ」を食す

今日、最寄りのスーパーで妙な野菜をゲットしてきた。その名も「プッチーナ」。プッチーニと言いそうになる*1が、ちょっと違う。
なんでも、東海地方初お目見えとかで、しかもそのチェーン店でしか今のところ扱ってない、という話。現在販促期間中で、販売元の了承の上激安キャンペーン価格で売ってるらしい。それでもそこそこのお値段だが、まあ悩むほどの価格ではないので、早速ゲットしてみる。


こんな感じのもの。

小さめのやや肉厚の菜っ葉、という風情だが、よく見ると、葉や葉柄の表面に小さなプチプチがたくさん。見た目は露がついたようだが、かなりしっかりしたプチプチであり、触るとプチプチというよりゴツゴツ。指でつまんでもすぐつぶれたりはしない。


パッケージのうたい文句どおり、とりあえず生でそのまま食べてみる……前に、上の娘*2に食べられた。海ブドウが大好物の娘、見た目でいきなり魅惑されてしまったもよう。娘によれば、「おいしい。山ブドウみたい! ちょっとからい」。山ブドウは全然違う食品だと思うが、言わんとするところはよく分かる。
自分も食べてみた。おー、これはなんというか。確かに、うっすらしょっぱい。たぶん、このプチプチの中に塩気が入ってる? 菜っ葉自体は癖も臭いもなく、やわらかい。ホウレンソウや小松菜が苦手な人でも大丈夫。やわらかいのでシャキっと感はない。
面白い。今まで食べたものの中で、これに似てると思うものは、ないなぁ。毎日食べるには価格が気になるが、見た目も面白いので、メインディッシュの付け合わせとしてちょっと飾ってみるとかわいらしくなりそう。


気になったので、早速PCで探してみる。
参考ページは、こちら。
佐賀県産のアイスプラント| サラダ野菜プッチーナ
プッチーナの販売会社。
あぐり屋さん|Agri mart
↑上記の販売会社がやっている、直営通販サイト。
プッチーナ」はこの会社の登録商標。一般名称はパッケージにも英語で書いてあるように「アイスプラント」というらしい。
アイスプラント - Wikipedia
面白いのは、このプチプチ、植物自身のために有効なもののようで、ここに摂取しすぎた塩分を隔離する、れっきとした細胞だという。これがあるおかげで塩分の強い場所でも生育できるのだそうな。人間なら、塩分を摂取しすぎた場合、尿に出してしまうわけだが、つまりこのプチプチは植物のおしっこ、というわけなんだね。え、違う? だって、このプチプチ=細胞の名前はbladder cells、つまり膀胱細胞。そのものでしょ。
プッチーナという商品名のほか、Wikipediaにあるようなバラフ、クリスタルリーフなどの名前でも検索してみると、いろいろ情報が見つかる。


というわけで、しゃれで買ってみたけどおいしかったので記載。

*1:実際、プッチーニで検索して情報を探せなかった馬鹿者がここに。

*2:名前(通称)はまだ無い。まだ決められなかった。