深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

正しさってなんだろう

正しさって一つじゃない。
他人の言ってることを見ると、ああ、なるほどな、それは正しいな、と思う。
しかし、それと対立する意見を見ると、ああ、そういう考え方なら、それも正しいな、と思う。
唯一の正しさ、というのはよっぽどなくて*1、その立場、周囲の環境、その思考を育てるに至った経過などで、いくつもの正しさが生まれる。
しかし、ああ、それも正しいよね、ああ、そっちも正しいよね、と言ってるだけでは、ただの中身空っぽのコウモリだ。自分は自分で、自分自身の正しさをもっていなくてはならない。そうでなければ、正しさを判断することができない、極めて不安定な、常に揺れ動く存在となる。それは往々にして、自分自身だけでなく、周囲の人間まで巻き込んで不安定にする。好ましい状態とはいえない。
だが、かといって、これが私の正しさです、というものに固執し、てこでも動かない、となると、これはこれで大問題。なぜなら、自分の正しさが唯一の普遍的な正しさとは限らないからだ。他の状況、他の人にとっては、それは明らかな間違いであり、実際にいろいろと具合が悪くなる可能性も多々あるのだ。
正しさって一つじゃない。


そんなふうに、ぐるぐると考えが巡って巡ってまた元に戻ってきてしまい、何も言えなくなっている今日このごろ。

*1:全くないわけじゃないけど、というか唯一の正しさとして存在してもらわなくてはいろいろと困る、というものもあるのだけど。倫理に類する何かとか、そんな。