深く考えないで捨てるように書く、また

もう一度、自分自身と、自分の中の言葉と生で向き合う

捨て言

あまりに異なりすぎると

最近になって気がついたんだが。 自分は、自分と似た意見には興味がある。 自分は、自分と異なる意見にも興味がある。 自分と著しく異なって、全く共通点が見当たらないような意見にも、興味をもつ。 しかし。 自分と似た人間には興味をもつ。 自分と異なる…

永遠の初心者

今、小学1年生の親、というやつをこの春から始めている。 生まれて初めてやっている。 自分もかつて小学1年生だったことがあるが、あまりよく覚えていない。その時のことは全く参考にならない。そもそも小学校自体、自分の子どものときとは随分と違う。………

いつか言わなければならないかもしれないこと

いつか、どこかで、身近な誰かに言わなければならないかもしれないこと。 もしも、身近な人や親しい人にどうしても「死ね」と言いたくなったら、相手に面と向かっては言うな。ネットにもメールにも絶対に書くな。相手の耳に入る可能性のあるところ、人を介し…

ナンバーワンに

「ナンバーワンにならなくてもいい」 と、 「ナンバーワンになれなくてもいい」 は、一文字違うだけだけど、言っていることは雲泥の差だ。 後者はそうだと思うが、前者は違うと思う。自分は。

他人と自分を比べることは

他人と自分を比べてしまうのは、もともとは、同じところがあることを確認したいからではなくて、違うところがあること、違う存在であることを確認したいからではないのかな。 そうやって、自分と他人の違いを知って、自分を確立する。 しかし、自分を確立し…

「予後不良」という言葉がこわい

私は、「予後不良」という言葉をきくと、なにかこわくてどきどきしてしまう。 これ、医療用語じゃなくて(医療用語にもあるけど)、競馬用語のほう。 医療用語の「予後不良」は読んで字のごとく、予後がよくない、という意味。病気などの経過で、いわゆる不…

多くの言葉で多くのことは伝わらないが、少ない言葉で多くのこともやっぱり伝わらない

よりたくさんのこと、より詳しいことを伝えようとすると、饒舌になりがちだ。 言葉を綴る自分は、あれも言いたい、これも伝えたい、これを伝えるためにはこちらもで前提として伝えておかなければならない、そうすると関連してこれも言うと分かりやすくなる、…

必要がないのに

必要がないのに、子ども(中学生以下)に携帯電話を持たせる親っているのかなあ。 バイト可能な高校生と異なり、中学生以下なら、経費はすべて親もちだし。わざわざ親が用意しない限り携帯をもつことはできないわけで、ということは、なんらかの「必要」をあ…

思考停止とは思考を停止すること

思考を停止する、と、思考を終了する、は同義語ではない。 一旦停止して、また動き出して、赤信号にあえば停止して、青になったらまた動き出して。 走り続けていればやっぱり息切れしたりエネルギー切れしたりするので、休憩して、また走り出して。 思考停止…

「学校裏サイト」へお父さんが突撃した話

数日前から話題になっている、この話。 学校裏サイトで娘が実名で攻撃され、父としてメールを送ってみた。:けんじろう と コラボろう!:オルタナティブ・ブログ 娘を攻撃する学校裏サイトに親としてメッセージを書いた結末:けんじろう と コラボろう!:…

自分が頑張ってもしょうがないとき

気持ちが鬱々するというか、抑鬱方向に気持ちが向かうのは、自分が頑張っても事態が動かないことが見えているときに起こりやすい、かもしれないと思う。 自分が頑張ったらなにかの成果が出る、状況がよい方向に動く可能性がある(動かない可能性もあるし、悪…

是か非か

「○○は是か非か」という論調がある。「OKかNGか」と言い換えることもできる。 これの答えは、基本的には「是」「非」の2つなんだが、これ以外によくある答えとして「条件付き是」というのがある。 例えば、「子連れで居酒屋は是か非か」という話なら、…

素朴な疑問だが

素朴な疑問なんだが、どうしてPTA会長って男性が多いのだろう。 女性が会長を務める学校ももちろんあるらしいのだが、なぜか会長だけは男性、というところもけっこうあるようで。特に規則として決まってはいないが、不文律として男性が務める、という場合…

背理法

学生時代、背理法が出てくると、決まって誰かが 「はいりはいりふれはいりほ〜♪(ほっほー)はいりっはいりっふれっほっほ〜♪」 と歌ったものだが、今の子は歌わないんだろうなあ。 というより、この歌知らないんだろうなあ。

理想の○○

「理想の○○」と言うとき、どことなく、その「理想の○○」は現存しないというか、実在しないからこそ「理想」なんだ、と思っているふしがある。 「理想」の「想」は「空想」の「想」、なんて漠然と思っている。 で、理想と現実は別物というか、ジャンル違いな…

全体の事情と部分の状況

娘の小学校は、現在600人を大きく超える児童数がいる。 6学年なので、ある程度むらはあるものの、1学年あたり、100名前後の児童がいる。35人学級の地域なので、学年によって、クラスは3クラスだったり、4クラスだったり。 けっこう児童数多いな…

サルを見てるのが好き

サルを見ているのが好きだ。動物園などで。 なぜかサルを見ているとほーっとする。手垢のついた言い方だけど、癒される感じ。 他の動物でもそういうのはあるが、私にとってはサルが一番癒し効果が高い。 特に、ニホンザルのサル山とか、リスザルの群れとか、…

気持ちはわかる

気持ちはわかる、という言い方がある。 誰かが悩みを話していたり、愚痴を言っていたり、なにかに文句を言っていたりするときなどに、使うことがある。 言われた側は、気持ちはわかるって言うけど、本当に私の気持ちなんてわかるもんか、と反発を感じたりす…

○○しながら△△できる

ある遊戯施設のパンフレットに書いてあった文言。 「学びながら遊べる!」 これは全然嬉しくない気がする。 遊びながら学べる、ならいいんだけど。似ているように見えて全然違う。

耳慣れないもの、見慣れないもの

耳の方が、目よりも、新しいものに対して抵抗感があるようだ。 初めて聞いた楽曲は、好きなジャンルや好きなタイプの楽曲でも、聞いていきなり「これは好き!」とビビッと感じることはあまりない。なにか居心地の悪さというか違和感を感じ、聞きながら「こう…

同じ文章なのに

同じ文章のはずなのに、しばらく市販の本を集中的に読んでいると、ネットにある文章の文脈が読み取れなくなっている。 また、ネットの文章ばかり読んでいると、久しぶりに本を読んだときに、なぜか引っかかる。読みづらく、読み取りづらく感じる。 普段は気…

ほっこり、さっぱり

しばらく前に「ほっこり」という言葉が苦手、という話が発言小町であった。 ほっこりが苦手 : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 個人的には「ほっこり」自体は嫌いではないけれど、使う場面によっては強い違和感を覚えるときがある…

「きたなさ」を見せるかどうか

人は、内面について、100%「きれい」でいるなどあり得ない。多かれ少なかれ、心ばえの「きたない」面をもっている。 けれどまあ、モラルとか見栄とかルールとか思いやりとかバランス感覚とかいろいろあって、「きたない」面はあまり他人に見せないようにして…

ブログに書くことは

気がついた。 自分が書きたいことを書いているんじゃなくて、自分が読みたいことを書いている。 書くのはたった1回だけど、読むのは何度でも読める。 こうして書くのは、書くためではなくて、読むためだ。今は読まなくても、やがて来る将来に読むためだ。自…

表現形が逆になる

前の記事「同質性の上の多様性」から派生して。 「自分が他人と異なる」ことに対して不安をもつことと、「他人が自分と異なる」ことに対して不安をもつことは、からくりは似ているけれど現象としては異なる発現をする。 前者は他人に対して同調したいと感じ…

同質性の上の多様性

最近考えてるのは、同質性についてのこと。これはKY関連に通奏低音のように響くものだから。そこから引き続いて頭の中で鳴っている。 人間は同質性の中に安定を見いだす存在である、のじゃないか、というところまではなんとなく分かってきた。 多様性の尊重…

坂と階段と

なんとなく、成長とは、長いなだらかな坂を上るようなものだと思っていたが、どうもそうではなくて、階段を上るような段階的なものであるらしい。 らしい、というのは、自分がそう感じた、というだけのことだが。 確かになだらかに上がっていて、時には平ら…

安定しているようにみえるとき

一見、最も安定しているようにみえるのは、最も偏っているときだ。 天秤がつりあっているとき、意外とゆらゆらして静止しない。微動だにしないのは、片側に極限まで傾いているとき。 もちろん、あくまで安定しているようにみえるだけで、下手すると天秤自体…

「KY」と叫ぶのはどういうとき?

「おまえKYだな」と言う言葉は、そのままとれば「お前、場の空気を読んでいないな」ということだが、さらに内容を補足すると、「お前、俺が『場の空気』と思っているものを感じ取っていないな」ということになる。 このとき、発言者(上記の台詞でいう“俺”)…

「空気読めないの例」の解答例

「空気読めない」の例を考えてみた - 深く考えないで捨てるように書くについて、自分の考えた解答例。 【問1】1行目のAの発言の時点で、場の空気はどうであったか。特に、ラーメン派とハンバーガー派について。 【解1】特に特定の空気はなかった。なにか…